「歯並びが乱れている」「噛み合わせが悪い」といった状態は、外見の美しさに関する悩みだけでなく、機能面でもさまざまな問題を引き起こす可能性があります。 矯正治療では、専用の装置を一定期間装着して、歯を徐々に移動させていきます。これにより、歯並びや噛み合わせの問題を改善し、見た目だけでなく機能面も整えることができます。
当院では、歯を抜かない「非抜歯矯正」を基本とし、機能性を高める矯正治療に取り組んでいます。患者さまの骨格や噛み合わせを考慮し、将来を見据えた矯正治療を行っています。
一般的に矯正治療において抜歯を行うのは、歯並びを整えるために十分なスペースを確保するためです。多くは第一小臼歯(正中から4番目の歯)を抜くことになりますが、実はこの歯は正しい噛み合わせのキーポイントとなるため、できるだけ残す方が望ましいのです。
当院は、機能性を高めるためにも、歯を抜かずに歯を並べるスペースを確保して矯正を行う「非抜歯矯正」を取り入れています。患者さまの顎の大きさや歯並びの状態にもよりますが、当院ではできるだけ抜かない前提で矯正治療を進めます。
歯の表面にブラケットと呼ばれる器具をつけ、連なるブラケットにワイヤーを通していき、その引っ張る力を利用して歯並びを整えていきます。
レントゲン検査 型取り 模型づくりフェイスボウトランスファー 口腔内写真撮影
■治療期間:約1年半~2年
■通院回数:月1回程度
メリット
デメリット
■治療内容:マルチブラケット法による矯正治療 ■治療期間:約1年半~2年 ■通院回数:月1回程度 ■費用(税込):750,000円
お子さまの矯正は、早い段階で「床矯正」という顎の骨の正しい発育を促す治療を行い、もし必要な場合は一定期間経過後にワイヤー矯正に進み、見た目はもちろんのことしっかりとした噛み合わせも整えていくという流れが理想です。 お子さまによって対応が異なりますので、まずはご相談ください。
歯を支えている骨が成長している時期に正しい発育を促進させるため、「咬合誘導」を行う方法です。受け口や出っ歯などの不正咬合は、歯だけでなく骨格的な問題が要因というケースも多く、将来的に顔つきなどにも影響を与えるリスクがあります。咬合誘導に基づく治療は、骨格的な問題を改善することにもつながります。床矯正では、着脱可能な装置を付け、自然な歯並びを目指すもので、装置についているネジを回転させることにより、少しずつ顎を拡げ、歯を正しい位置に移動させていきます。早期に床矯正を行えば、機能的な租借や発音ができるようになり、将来的に抜歯を伴うような大掛かりな矯正治療を回避することにもつながります。
■治療のタイミング:6歳~12歳
■治療期間:1年半~3年